海や浜辺を美しくする運動(午前中の活動)
2025年7月8日 17時30分今年度河北中学校では、愛媛県教育委員会の推薦を受けて、『海や浜辺を美しくする運動』を実施しました。
今日は午前中に、西条市東予郷土館 篠原館長さんをお迎えしてご講演をしていただきました。
本来であれば、体育館等で全校生徒を前にしてご講演していただきたかったのですが、
体育館の暑さや熱中症等へのリスクを考慮し、2年生を対面、1、3年生はリモートでの受講としました。
ご講演では、2億年以上も前から形を変えず現代まで生き続け、
「生きた化石」と呼ばれるカブトガニについての歴史や生態について、詳しく教えていただきました。
かつては河原津海岸一帯は「カブトガニ天国」と言われるほど、たくさんのカブトガニが生息していたそうです。
しかし、埋め立てや海水の汚染によって数が減り続け、絶滅寸前となってしまったそうです。
カブトガニが住めないところには、他の生物も住むことができない。
カブトガニを守ることは自然環境を守ることであり、私たち人間を守ることにつながる。
こういったお話から、海や浜辺の自然を守り、次の世代に豊かな自然をつなぐ意識を高めることができました。
実際にカブトガニを2匹連れてきていただき、生徒はカブトガニに触れさせてもらうことができました。
オスとメスのつがいのカブトガニですが、実物を見てびっくりしながらも、
多くの生徒が興味津々で、触ったり持ち上げたりしていました。
対面で講義を受けていた2年生だけカブトガニに触れることができてずるいという声もあり、
急遽、1年生と3年生も移動して、実際にカブトガニに触れることができました。
3年生は「河北学」で、2年前にも篠原館長さんのお話を聞く機会がありました。
その時はカブトガニのはく製を持参していただいてたようですが、
今回は生きたカブトガニに触れることができ、多くの生徒にとって貴重な体験となりました。
東予郷土館 篠原館長さん、大変貴重なご講演と体験をさせていただきありがとうございました。
東予郷土館ではカブトガニが常時展示されており、生きたカブトガニを見学ができるとのことです。
職員さんに声をお掛けすれば、説明をしてもらえたり、エサを食べる様子を見学できることもあるそうです。